北部季節の歌 夏歌碑
伊集の木の歌
梅雨も終盤ですね。
今年、沖縄ではほとんど雨が降らず、空梅雨となっていて、今日にも梅雨明けするのではと言われています。
雨は苦手ですが、こうも降らないと水事情や農家への影響も心配になるところです。
さて、今回は「梅雨」ということで、梅雨の時期に咲く花の歌を紹介します。
みなさんは「伊集の木(いじゅのき)」をご存知ですか?
伊集はヤンバル(山原。沖縄北部のこと)に多く自生するツバキ科の常緑樹で、梅雨入りの時期にいい香りの真っ白い花を咲かせます。
緑ばかりのヤンバルの森に真っ白い花が咲き誇る様はとても美しいものです。
さあ、この伊集の木にまつわる琉歌にどんな話があるのでしょうか?
ものがたりをはじめましょう。
時は第二尚氏王統の三代目尚真の頃です。
尚真には正妻の他に3人の妾がいたそうです。
その妾のなかでも「伊集のアヤー」と呼ばれる女性が一番美しく、尚真にも一番愛されていたそうです。
そんな様子を見て正妻はうらやましく思って、歌を詠みます。
いじゅぬきぬ はなや(伊集の木の花は)
あん ちゅらさ さちゅい(あんなにキレイに咲いている)
わぬん いじゅぬぐとぅ(私も伊集の木のように)
ましら さかな(真っ白に咲いてみたい)
「伊集のアヤー」を伊集の木にたとえて、彼女のように美しくなり、尚真に愛されたいと詠んだのです。
この正妻がこのあとどうなったのかはわかりませんが、真っ白に咲いていてくれたらいいですね。
実はこの歌の歌碑が国頭村の辺野喜にあります。
国道58号線沿いの辺野喜橋の所にあるので見つけやすいと思います!


是非見てみてください。
さて、この伊樹の木ですが樹皮には毒があり、昔は樹皮を粉末にして、魚を捕っていたそうです。
触る際はご注意を。
今年、沖縄ではほとんど雨が降らず、空梅雨となっていて、今日にも梅雨明けするのではと言われています。
雨は苦手ですが、こうも降らないと水事情や農家への影響も心配になるところです。
さて、今回は「梅雨」ということで、梅雨の時期に咲く花の歌を紹介します。
みなさんは「伊集の木(いじゅのき)」をご存知ですか?
伊集はヤンバル(山原。沖縄北部のこと)に多く自生するツバキ科の常緑樹で、梅雨入りの時期にいい香りの真っ白い花を咲かせます。
緑ばかりのヤンバルの森に真っ白い花が咲き誇る様はとても美しいものです。
さあ、この伊集の木にまつわる琉歌にどんな話があるのでしょうか?
ものがたりをはじめましょう。
時は第二尚氏王統の三代目尚真の頃です。
尚真には正妻の他に3人の妾がいたそうです。
その妾のなかでも「伊集のアヤー」と呼ばれる女性が一番美しく、尚真にも一番愛されていたそうです。
そんな様子を見て正妻はうらやましく思って、歌を詠みます。
いじゅぬきぬ はなや(伊集の木の花は)
あん ちゅらさ さちゅい(あんなにキレイに咲いている)
わぬん いじゅぬぐとぅ(私も伊集の木のように)
ましら さかな(真っ白に咲いてみたい)
「伊集のアヤー」を伊集の木にたとえて、彼女のように美しくなり、尚真に愛されたいと詠んだのです。
この正妻がこのあとどうなったのかはわかりませんが、真っ白に咲いていてくれたらいいですね。
実はこの歌の歌碑が国頭村の辺野喜にあります。
国道58号線沿いの辺野喜橋の所にあるので見つけやすいと思います!


是非見てみてください。
さて、この伊樹の木ですが樹皮には毒があり、昔は樹皮を粉末にして、魚を捕っていたそうです。
触る際はご注意を。